狭小エバポレーションチャンバーのGenesisアトマイザー
注意
この記事はbatch 1のK.Loud+Gについて書かれています。batch 1とbatch 2の違いはチャンバーの差です。batch 2チャンバーに関しては別途記事があります。
batch 1から2への変更点はエバポレーションチャンバーサイズが小さくなったこととエアフロー選択ができるようになったことですが、セットアップに大きな違いはありません。
K.Loudは極小チャンバーで味はとてもよいのですが、ウィックの処理の難しいRTAでした。
新バージョンのK.Loud+GはGの名前が表している通りGenesisアトマイザーです。
バラスとこんな感じです。デッキ端のプラスネジと中央ポールの間の穴がウィックホールです。ホールサイズは3mmない程度でしょうか。
コイルを巻き、固定するときに使う金属棒が付属します。これにカンタルワイヤーを巻いてデッキに固定します。
今回は30GAを4巻、1.2Ω前後を狙います。
こんな感じで棒を差し込み、プラスネジと中央ポールのナットにカンタルワイヤーを固定します。
ウィックは7×7の2mmステンレスワイヤーに#500メッシュ。いつものセットです。3cmないくらいの短いウィックでステンレスワイヤーを使う場合、どうしてもばらけてしまいます。
その対策としてあらかじめ長く切ってから処理をします。
いつも通り、メッシュをよく焼きます。
気合と根性でしっかりワイヤーに巻きつけます。ここではかなりぎっちりしっかり巻く必要があります。ここでしっかり巻かないと次の工程で泣きを見ることになります。
しっかり巻いたらワイヤーカッターで切り落とします。メッシュを巻いていないほうはバラバラになりますが、しっかりメッシュを巻いておくことでばらけることはありません。
あとは設置したコイルに通していき、フラッシングをしてホットスポット除去を行います。
こんな感じ。除去にはレギュレーテッドが便利です。ハイボルテージでフラッシングするとホットスポットの箇所で焼き切れてしまいます。なのでメカニカルでやる場合は充電間際のバッテリーを使っていましたがレギュレーテッドなら簡単に電圧がコントロールできるのでそのような手間もありません。ついでに抵抗値も見てみたところ、1.12Ω。ほぼ狙い通りです。
狭小エバポレーションチャンバーを実現するためのカバーを付けます。
リキッドチャージはこの穴からです。Milkmanを入れてみました。
味は狭小チャンバーもあってかなり濃厚、K.Loudの正統後継機ですね。Genesisになったので普通にセットアップすれば漏れることもありません。実においしい、いいアトマイザーだと思います。
購入先:Vape CHK(2015/08/04現在品切れ中ですが、きっと再入荷すると信じています)
記事内の写真はすべて私が撮ったものです。