メモ書き程度で
Q.水でできますか?
できません。
マグカップにホットコーヒーでも入れましょうか。その湯気、吸って吐いてみて、煙に見えますか?
部屋が寒ければなんとかなりそうですけど、それは単に息が白くなっているだけだと思います。
Q.バニラエッセンスを使ってもいいですか?
バニラエッセンスは色付けにカラメルを含んでいるケースがほとんどです。
カラメルは加熱されると焦げます。焦げはコイルにへばり付き、あっという間にコイルをダメにします。
Q.薬局で売っているグリセリンがケンエー以外なので心配です
ケンエー以外でも「日本薬局方」と書かれているグリセリンならすべて条件は同じです。
日本薬局方(にほんやっきょくほう、英名:Japanese Pharmacopoeia)とは、医薬品の性状及び品質の適正を図るため、薬事法第41条に基づき、薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて厚生労働大臣が定め公示する、医薬品の規格基準書。 構成は通則、生薬総則、製剤総則、一般試験法及び医薬品各条からなり、収載医薬品については日本国内で繁用されている医薬品が中心となっている。
Q.ファンタジーグリセリン以外は使えないんでしょ?
ファンタジーグリセリンは確かによいものです。ですが100%に近いグリセリンなのでとても粘度が高いのです。この粘度の高さはフレーバーのノリを悪くします。要は混ざりにくいのですね。
結局粘度を下げるために精製水を足すなら日本薬局方グリセリンでいいのではないかな、と私は思っています。
Flavour ArtのVelvet Cloudのベースがグリセリン80%精製水20%で、ちょうど日本薬局方グリセリンの濃度84%~87%に近いというのもあります。
Q.自家製リキッドってどれくらいかかるの?
安くすませるには日本薬局方グリセリンと、電子タバコ用香料、これでどうにかなります。香料の中には「ん?お前それは違うんじゃないか?」みたいなものもありますが好みのフレーバーが見つかればものすごく安く作れます。
10mlのフレーバーは1~10%程度の濃度で作るので最悪でも100mlのリキッドを作り出せます。グリセリンは90ml程度、100円くらいですね。
100ml作るのに500円程度。安いですね。
Q.安いのになんでみんなやらないの?
意外と欠点が多いのです。
- いろんな味を楽しみたいときはフレーバーが先に逝ってしまう
- 混ぜたりステープするための容器がたくさんいる
- 外れたフレーバーの消費はリキッド消費よりはるかに辛い
- 作成する一回量が少ないので味が安定しない
最近はおいしい市販リキッドが増えてきたので、自作する人が減ってきたというのもあるようです。