エアホールレスアトマイザー
かなり前に手に入れていたんですが、そのまま暗黒空間に行っていたものを発掘してレビューします。
いまだと国内は入手できないかもしれません。
最近の流行の背の低いアトマイザーではなく、かなり背の高いアトマイザーになります。この大きさだとタンクに見えなくもないですね。
実際比べてみたところ、K.Loud+Gのドリップチップ込みの高さと、Wolf Callのドリップチップなしの高さがほぼ同じです。
バラしてみましょう。
アトマイザーデッキ、中段左が中間パーツ、右がトップキャップ、下段がアトマイザーベースになります。
中間パーツとデッキの間に少しだけ空間があり、ドリップしすぎたリキッドはここに落ちるようになっています。ボトムエアフローで漏れにくい構造として設計されているわけですね。
エアフローコントロールはちょっと特殊です。Wolf Callはデュアルかクアドの選択式となっています。
エアフローコントロールは添付のネジで行います。
上からフローなし、1mm、1.5mmになります。
なしのネジは2つ、1mmと1.5mmは4つずつ添付されています。これをアトマイザーデッキのエアホールに入れてコントロールすることになります。
デュアルでセットアップする場合、フローなしを使ってコイルのないエアホールを塞ぎます。ネジを使用しない場合は3.5mmのワイドエアホールとなるのでかなりの低抵抗でも余裕周りします。
今回はデュアルセットアップで1.5mmを選択しました。
ちょっと大げさにネジを出してありますが、穴の開いているエアフロー用ネジはちょっと浮かせることでリキッドの中間パーツへの落ちを抑えます。
あとは普通に巻いてやればいいですね。
26GA 3mm 8巻きデュアル、0.6Ω。少しほぐしつつウェルに詰めていきます。
エアホールがボディにないということは、どこから吸うのか。これはボトムから吸い上げます。
ほんの少し隙間が開いています。ここから吸い込み、コイル直下からエアが当たる構造になります。
ボトムエアフロー、エアホールレスアトマイザー。なかなかおもしろい構造で美味しいアトマイザーですが、おすすめできるかというとちょっと躊躇します。とにかく背が高いので小さなBox MODに合わせにくいのです。
でも美味しいですね。見かけたら購入を視野に入れてもいいかもしれません。
記事内の写真はすべて私が撮ったものです。