ファンタ割してみました。
雨流れは多少バランスが違うようではありますが、さわやかな酸味があるためそのままでもK.Loud+g 2nd batch chamberでおいしく行けました。
霧流れはハニーデュー+バニラとなって甘みが暴れ回ります。そこでグリセリンで割ってGenesisで美味しい濃度を割り出してみるというテストを行います。
まずは大雑把にグリセリン:霧流れ 3:1 2:1 1:1 1:2 1:4 の5タイプを作ります。あとになるほど濃くなる流れですね。
ここから傾向を見てみます。
割るグリセリンはファンタジー。これ以外ありえないでしょう。
使用環境はK.Loud+g 2nd batch chamber 1.4ΩにDNA40 にてVW 12.5Wに固定。これで電池のヘタりを無効化します。
3:1の場合
素の匂いはまさしくメロン。酸味も程よく、甘みもあまり感じない。
吸うとほんのり甘いウリ。これはマクワウリの味わい。吐き出しは甘みがほんのりあるくらいで、濃さでは圧倒されません。
チェーンしても印象は変わらず。いつまでもチェーンできますが、これはただ淡白なだけです。
吐き出した煙は甘いのですがコクがないためにグラニュー糖を溶かした水のようです。
2:1の場合
素の匂いはやや酸味を伴うメロン。駄菓子屋の粉末メロンソーダの溶かす前の粉。
吸うとほのかに甘い若いメロン。吐き出しは甘みがやや強く立ち上がります。
チェーンしてもほのかに甘い程度。これもいつまでもチェーンできますが、やはり薄いだけです。
これもまた吐き出した煙は甘いのですがコクがないためにグラニュー糖を溶かした水のようです。
1:1の場合
素の匂いは酸味が攻撃性を持ち始めたメロン。ほんのり霧流れの輪郭が見えてきます。
吸うと酸味を伴う甘いメロン。吐き出しもほのかな酸味のメロン。
チェーンしていると甘みが徐々に強くなってきますが、一定のところで止まります。
吐き出した煙はまだコクがほんのりとある程度。グラニュー糖に少し三温糖を混ぜました。そんな感じです。
1:2の場合
素の匂いはマイルドなセメダインになってきます。霧流れの輪郭が見えました。
吸うとはっきりと甘いメロンに寄り添うカスタード、吐き出しには弱いメロンに少し立つカスタード。MicroDripで味わった時に近づいてきているものの、まだ淡いトーン。
チェーンしていてもこのトーンはほぼ変わらず。
吐き出した煙はコクが出始めてカスタード風味に。青臭さは出ず淡白なカスタードです。
1:4の場合
素の匂いはマイルドなセメダイン。霧流れの輪郭がはっきりと。
吸うとはっきりと甘いメロンにしっかりと寄り添い立つカスタード、吐き出しにはハニーデューにカスタード。MicroDripで味わった時に近いトーン。
チェーンしていてもこのトーンはほぼ変わらず。
吐き出した煙はカスタード風味に若干の青臭さ。やや濃厚なカスタード。もう少し濃くてもいいかもしれない感じですね。
結論
1:4以上の濃度、ということはグリセリン添加は20%以下。これならばGenesis(というかK.Loud+g 2nd batch chamberでですが)おいしくいけるようです。絶妙なバランスで、たまたまほんの少しだけ悪い方向に倒れただけ、なんですね。
やはり高レベルでバランスが取られている素晴らしいリキッドだと思います。