MK Lab こいこい 霧流れ

MK LabクニさんによるイマドキのVapeリキッドの解答


雨流れと同時に発売される霧流れ。雨流れがバニラドラゴニウムの再構成ならばこれはハニーデューの再構成。
テイスティングのために用意した機材は雨流れと同じ。環境は以下のとおり。


アトマイザー 抵抗値
Evil Monk 0.4Ω
MicroDrip 1.4Ω
CHIMERA 0.7Ω
K.Loud+g 2nd batch chamber 1.4Ω

すべてメカニカルの満充電バッテリーで味わいます。

まずはリキッドの素の匂い。甘い香りの裏に酸味を伴う攻撃的な香り。ハニーデューならば赤肉メロンのはずですが(その後調べたら赤青白あるそうです。思い込みってダメですね)これは果肉は白く、さらに熟れ過ぎた感じ。それ以上に攻撃的な酸味。
しばらく考えて、思いついたのはマイルドなセメダイン。食べ物じゃないですね。

Evil Monkの場合

吸い始めから終始一貫してハニーデューが控えめに。そこへカスタード系の甘みが包み込む感じ。吐き出しにもハニーデューは主張してきますがやはり控えめ。
チェーンしていても飽きのこないバランス。美味しいです。
吐き出したあとの煙に頭を突っ込んで嗅いでみると青臭さは雨流れ以上。これがハニーデューと言われるとなるほどな、とは思います。

MicroDripの場合

ハニーデューは若干主張を強め、終始存在がくっきりと出ます。甘みはぐっと下がり、吐き出しはややハニーデューの主張が下がってくるもののしっかりと主張。
チェーンしてもくどくない甘みのためにパカスカ吸える。
吐き出したあとの煙に頭を突っ込んでみました。甘みが減っている分青臭さがやや強調されます。

CHIMERAの場合

ハニーデューの存在は希薄ではあるものの終始存在。暴れまわる甘みにやられます。吐き出しにも若干のハニーデューの存在がありますが、やはり圧倒的な甘みです。
チェーンすると甘みが強すぎ、苦味すら感じるのは雨流れCHIMERAで味わった時と同じです。
吐き出したあとの煙はやはり青臭いのですが、濃い甘みにマスクされます。

K.Loud+g 2nd batch chamberの場合

ハニーデューがしっかりと主張、甘みはそれに寄り添う感じ。吐き出しも同様に感じます。
チェーン時にはこのハニーデューの主張が私にとってはエグ味として感じます。
吐き出したあとの煙はやはり青臭く感じます。私の感性ではハニーデューは青臭さとして認識するのかもしれません。


Genesisは味がクリアに出る、などと言われますがどちらかと言うとバランスが変わると思っています。ウィックが温度変化に敏感に反応する金属であり、そのためにリキッドのバランスが変わるんじゃないかな、などと思っています。
このためにGenesisではバランスが大きく変わり、悲しいことになってしまうようです。
サブΩ領域では圧倒的な甘みにやられ、苦味すら感じるのは雨流れと同様。ハニーデューはこの甘みの中に隅っこにひっそりいて小さな声をあげていますが甘みが強烈でチェーンもかなり無理。
シングル運用のGenesisでは逆にハニーデューの主張が強くなりすぎました。私にはそれがエグ味として知覚してしまうためにちょっと悲しい味になってしまいます。チェーンしないなら「めろん!かすたーど!うまうま!」ですが、チェーンしていくと「このエグ味、これはメロン食べた時のエガエガ感、そこまで再現しなくても」という感じになります。
雨流れがGenesisでもおいしく行けたので期待していたのですが、やはり想定とは違う環境だとチェーンしないなどの気を使う必要があります。

逆にサブΩのドリッパーやクリアロマイザーを念頭に置いたということだけあって、サブΩ環境のドリッパーではパカスカチェーンして幸せな気分になれます。
1Ω以上では甘みが下がりバランスが変わりますがこれもまた美味しいので1パフ目で幸せ、チェーンして幸せという素敵な環境に仕上がります。
私はドリップするという行為が面倒に思える人間なのですが、それでもWakonda以来久しぶりにMicroDripを本格運用する予定でいるくらい美味しいリキッドです。

11/5から一斉販売開始だそうですので、MK LabのサイトからPRODUCTS→Koi-Koiで要チェックです。


追記
Genesisでもおいしくいただく方法があります。グリセリンで割ればいいんです。ただそれはリキッドから極限まで水を抜きさらにVG比率を最大まで引き上げたという努力に水を差すような気もして、ちょっと躊躇しています。

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